インターネットやスマートフォンの普及によって、世界の変化は加速度を増しています。
グローバル化、多様性、LGBTQ、SDGS……さまざまな価値観が、凄まじい風となって我々の周りを駆け抜けていく時代となりました。

エンターテイメントの世界においても例外ではなく、K-POP をはじめとするアジアのアーティストが、保守的な日本の芸能業界を尻目に世界中でエキサイティングな活動を続けています。
私は僭越ながら、エンターテイメント事業をボーダーレスに広げていくことで、日本の芸能業界の考え方ややり方をもっとグローバルにしたいと考え、現在の事務所を設立しました。

私には、大手アパレル会社で人やイメージの感性を学んだ後、その経験を活かしてより多くの人々を楽しませようと飲食店グループを立ち上げた過去があります。
事業は順調に推移していましたが、無理が祟ったのか身体を壊し、手放さざるを得ない事態となりました。
人を楽しませるどころか、自分が再起不能の手前まで落ちぶれてしまったのです。

そんなつらく苦しい時に声をかけてくださったのが、若いころにご指導をいただき、今は芸能業
界に身をおく恩師でした。
誘われるがまま入った業界ではスカウトやマネージャー職を任され、献身的に没頭したかいもあ
って数多くの人気タレントを世に送り出せました。
この経験を通じて、あらためて私は「人々を楽しませること」に生きがいを見出したのです。
独立した今でもその思いはまったく変わらないどころか、ますます強くなっています。

一方で私は、日本の芸能業界を取り巻く環境に強い危機感を持っています。
今までの業界の慣習からか若手にチャンスが巡ってこず、実力よりも見た目や肩書で人となりを
判断されてしまうなど、時代に合わない価値観が根強く残っていると以前より感じていたのです。
私は微力ながら、この状況を変えるべく尽力することが、かえって自分を救ってくれた業界への
恩返しになると考え、独立を決断しました。

我々はグローバルな芸能プロダクションとして、世界中に高品質で多様な価値を有するエンター
テイメントを届けたいと考えております。

この生きづらい時代に、我々の事業によって励ましのパワーを与えることで、
一人でも多くの人を助けられたなら……私の人生にとってこれ以上の幸福はありません。

JAsK Management 代表
細田 賢行